こんにちは、老後の自分年金(目標 4,000 万円)を作るために、個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたて NISA をあわせた投資をしている中小企業勤務の山丘はなお(40 代)です。
シンガポールのDBS銀行が提供している、ロボット+専門家による一任型の投資商品 digiPortfolio で投資をしてみました。digiPortfolio については以下の記事にまとめてあります。
digiPortfolioで投資をしてみる
digiPortfolio は、投資家のリスク嗜好に応じてAsia PortfolioとGlobal Portfolio を選ぶ事ができ、さらにそれぞれのPortfolioの中で 2 ~ 4 のリスクレベルに応じて、株式ETFと債券ETFの組み入れ割合、組み入れるETFの銘柄選択が変化します。
今回はGlobal Portfolio と Asia Portfolio それぞれリスクレベル4で、各5,000 USD相当を投資してみました。
DBSのdigiPortfolioへは、DBSのオンラインバンキングページから “Invest > digiPortfolio”を選択します。
digiPortfolioの画面には、Asia PortfolioとGlobal Portfolioの選択画面が表示されます。
Global Portfolio への投資
digiPortfolioの画面から、Global Portfolioの”Learn More”を押します。
Global Portfolioは英国に上場されているETFから全世界へ投資をし、四半期毎に市場の動向に合わせてリバランスが実施され、手数料は毎年預かり資産の0.75%となります。
リスクレベルの選択
リスクレベルを選択します。高いリスクレベルになる程、期待されるリターンの振れ幅が大きくなります。言い換えると当たると大きいですが、ハズレた時もマイナスが大きくなるという事です。
今回はリスクレベル 4 = Fast n’ Furious (スリル満点) を選択しました。
選択したリスクレベル、投資額、投資期間に応じて、予想される投資結果が最高、平均、最低の3パターンで示されます。同時に年間の手数料も確認する事ができます。
Customer Account Review (CAR)への回答
Global Portfolioはシンガポール金融管理局(MAS)から、リスクが高めな金融商品に指定されているため、投資家がリスクとリターンに対する適切な金融知識を持っている事を確認する必要があります。
以下の項目のうち、一つが当てはまる事を確認します。
- 財務、ビジネス、会計について学位以上の学歴がある
- 会計に関する資格(CFA / ACCA)を持っている
- 過去10年間のあいだ連続した3年間以上、財務会計の仕事に就いていた
- 過去3年において、6回以上、該当する金融商品を取引した
- これらの経験はない
専門の資格や就業経験がない場合、「過去3年において、6回以上、該当する金融商品を取引した」が該当する項目となると思います。
該当する金融商品とは
- 外国株式
- ETF
- 先物取引
- ETN
- オプション取引
- 仕組み債
- 債券取引
日本で株式取引やETFの積立を3年以上していれば、チェックをつける事ができます。
投資リスクの確認
投資にはリスクがある事を確認するダイアログが表示されます。
最悪、投資した全ての資金を失うこともあります。それらの投資リスクを理解した上で投資の決定をする責任があります。
「投資は自己責任で」というやつですね。
“I Understand”を押して次に進みます。
投資金額の入力
投資金額を拠出する口座を選択し、投資金額(1,000USD以上)を入力します。
Global PortfolioはUSDでの投資となるため、事前に口座振替で口座内にUSDを入れておく必要があります。シンガポールドルなどの他通貨から両替しておくこともできます。
契約事項の確認
投資額の入力後、契約事項の確認画面に移ります。「投資は自己責任」の確認と、シンガポール国民以外は場合によってはポートフォリオに組み込まれる投資商品が制限される可能性が有るという確認になります。
“I Agree”を押して次に進みます。
投資前の最終確認
選択したポートフォリオとリスクレベル、投資資金の金額と出金元を確認する画面になり、ここで “Submit” を押すと、投資が実行されます。
画面が切り替わり、投資が実行されます。
しばらくした後に、digiPortfolioの画面に今回追加した投資の内容が反映されるようになります。
Asia Portfolio への投資
Asia Portfolio への投資も基本的にGlobal Portfolioの手順と変わりません。Asia Portfolioでの投資の違いは、投資通貨がシンガポールドル(SGD)になるということと、Customer Account Review (CAR)への回答が不要という事だけです。
digiPortfolio の画面から Asia Portfolioの “Learn More” を押します。
Asia Portfolioはシンガポールに上場されているETFからシンガポール、インド、中国へ投資をし、四半期毎に市場の動向に合わせてリバランスが実施され、手数料は毎年預かり資産の0.75%となります。
リスクレベルの選択
リスクレベルを選択します。株式の組み入れ割合が最も大きくなるように最高のリスクレベル 4 を選びました。
選択したリスクレベルに応じて、組み入れられるETFの割合、銘柄、期待されるリターンの説明が変化し、内容を確認したのちに”Pick this portfolio”を押して、投資画面に移動します。
投資リスクの警告
Asia Portfolio にはCustomer Account Review (CAR)の確認がなく、投資リスクの警告のみが表示されます。
「投資は自己責任で」という事を理解したら”I Understand”を押して次に進みます。
投資金額の入力
投資金額の出金元口座と投資金額を入力します。Asia Portfolioはシンガポールドルでの投資となるため、あらかじめシンガポールドルを出金口座に入れておく必要があります。
契約事項の確認
投資額の入力後、契約事項の確認画面に移ります。「投資は自己責任」の確認に同意する場合は”I Agree”を押して次に進みます。
Asia PortfolioにはGlobal Portfolioの「シンガポール国民以外は場合によってはポートフォリオに組み込まれる投資商品が制限される可能性が有る」という項目が入っていませんでした。
投資前の最終確認
選択したポートフォリオとリスクレベル、投資資金の金額と出金元を確認する画面になり、ここで “Submit” を押すと、投資が実行されます。
画面が切り替わり、投資が実行されます。
投資中のdigiPortfolioの確認
投資中のポートフォリオは、digiPortfolioの画面から確認する事ができます。
投資総額の確認
digiPortfolioの画面では、まず現在投資している総額と含み益/含み損を確認できます。
- Indicative Market Value : 時価評価額
- Total Amount Invested : 投資額
- Total Unrealized P/L : 評価損益
ポートフォリオ毎の状態確認
下にスクロールすると、投資中の各ポートフォリオを確認する事ができます。
追加投資(Top Up)や引き出し(Withdraw)もこの画面から実行する事が可能です。
今回はGlobal PortfolioとAsia Portfolioのリスクレベル4に対して、それぞれ5,000 USD相当を投資してみました。4半期毎に投資方針が見直されるという事なので、今後の投資結果を見守りたいと思います。
DBSに口座を開くのが面倒!という場合には、ネット証券などで時価総額加重平均型で全世界に分散投資するETFや投資信託を購入するのが良いと思います。
iDeCoやNISAで投資をするならネット証券がおすすめです。
コメント