勤めていた会社の部門に突然、海外からバイスプレジデントが突然来日。部署の全社員を集めて
「来年、日本のこの部門閉めることにしたから」
とわずか3ページの薄いプレゼン資料と共に発表。
各種転職サービスを活用してなんとか次の就職先を見つけることができました。
リストラされた場合は、雇用保険の手当や再就職手当など受け取ることのできる手当が充実していました。
雇用保険で受け取ることができた手当
今回の失業で受け取ることができた雇用保険の手当をは以下の二つでした。
失業手当
失業手当はハローワークで手続きし、求職活動をすることで受け取れる手当です。
失業と言えばこれがまず第一に思いつく手当です。
いつから受け取れたか?
会社都合での退職の場合、ハローワークに離職票を提出し、7日間の待機期間後、雇用保険受給説明会に出席、さらに失業認定されてから1週間で初回の手当が振り込まれます。
失業してから1ヶ月前後は無収入となるので気を確かに持ちましょう。
いきなり首になって放り出され、大量に首切りをしたため事務作業が滞り、いつ会社から離職票が届くかもわからず、さらによくわからないハロワ単語を使いつつ書類を整え、求職活動もしつつ。という精神的に厳しい状況でした。
どれくらい受け取れたか?
4週間に一度、手当額に日数をかけた失業手当が振り込まれます。さらに年齢と保険を納めた日数に応じて最大の支給日数が決まってきます。
私の場合、20年近く雇用保険を使うことなく納め続け、さらに35歳〜45歳であったため給付日数が270日となりました。
ここで注意しなければならないことは、雇用保険の失業手当は雇用されていた時の給与と同じ金額が支給されるわけではありません。
年齢によって日割り賃金の50% ~ 80%、さらに日割りの賃金の金額によって手当額の上限が決まってきます。
30〜44歳の手当上限は 7,605円。日割りの賃金にすると15,210円。日給15,210円以上(月給304,200円以上)の人は日額7,605円が最大となります。
参考:基本手当について(ハローワーク)
つまり、給与がある程度高い人は、今まで受け取っていた給料に対して貰える金額が案外少なくなります。
さまざまな支払いなどを抱えていると、当てが外れたというか、え?これだけしかもらえない?となるかもしれません。
これも地道に精神力を削られる要素の一つです。
再就職手当(祝い金)
失業手当の支給可能日数が残っている状態で新しい仕事が見つかった場合、「再就職手当」を受け取ることができました。
これは、残っている支給日数に応じた金額がまとめて支払われるというものです。
計算式は
支給残日数×基本手当日額×給付率
で決まります。
給付率は失業手当の支給可能日数で変化し、
- 2/3以上残っている場合は70%
- 1/3~2/3の場合は60%
となります。
私の場合、失業手当を受け取ったのは30日分程度だったため、支給可能日数を2/3以上の240日程度残っていました。そのため、かなりまとまった金額を受け取ることができました。
再就職手当は自分で申請しないと貰えないため、受給資格がある場合は忘れずに申請しましょう。
詳細な条件はハローワークの就職促進給付を参照しましょう。
場合によっては受け取ることができる手当
今回の失業では使わなかったのですが雇用保険にはその他にも給付、失業手当を受け取りつつ通うことができる各種トレーニングが準備されています。
- ハロートレーニング = 再就職のために新しい技術などを学べる
- 就業手当 = 再就職手当を受け取れない場合、一定の上限があるものの手当を受け取れる
- 就業促進定着手当 = 再就職した先の給料が前職に比べて大きく下がった場合に差額をある程度支給してくれる手当(条件あり)
必ずしも充実しているとは言い難いのですが、必要で有れば漏れなく活用していくと良いでしょう。
でも、一番良いのはそれなりの待遇の会社をなるべく早く見つけ出すことです。
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